【大東市】特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」人体に害のない昆虫ですが見つけた方は駆除して連絡を
日本の生態系などに被害を及ぼす恐れのある生物として外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)によって指定された「特定外来生物」は飼育や保管・運搬・輸入・販売・譲渡・屋外へ放つなどが禁止されています。
最近では2023年6月1日よりアカミミガメやアメリカザリガニが特定外来生物一覧に追加になったと話題になっていました。
そんな「特定外来生物」のなかに「クビアカツヤカミキリ」もふくまれており、2015年に大阪南部で確認され、大東市でも2021年7月に住宅地で確認されました。
2023年3月現在大阪府の19市町村にまで拡大しているようです。
この「クビアカツヤカミキリ」は人体に害のない昆虫なのですが、サクラやモモやウメなどのバラ科の樹木に産卵して、幼虫が樹木の内部を食い荒らしてしまうようです。幼虫が寄生する樹木からは、うどん状のフラス(幼虫のフンと木くずが混ざったもの)が大量に排出されて、樹幹や地面に堆積するという特徴があるそうです。この幼虫による食害が進んでしまうと、樹木が枯死・落枝・倒木などの被害が発生するおそれがあるようです。
そのため、見つけた方は、その場で踏みつぶすなどの方法で駆除してください。
また、被害地域や状況を把握する必要があるので、発見した施設か大東市役所の環境室にご連絡をお願いします。
「クビアカツヤカミキリ」は2センチ~4センチくらいの大きさで、体全体が黒く光沢があり、頭部の下が赤く突起があります。
成虫は6月~8月に活動します。ちょうど今が活動の時期ですね。
産卵は樹木の幹や枝の樹皮の割れ目などに1個体あたり約300個もの卵を産むそうです。
人体に害はないという物の、生態系に悪影響を及ぼす「特定外来生物」なので、発見した方は駆除して連絡にご協力をお願いします。