【大東】たくさんの不思議石像が集結する龍間山之不動尊の瀧・龍間不動尊。ちゃんとした歴史観が出てるような?パロディをも醸し出してるような?
東高野街道沿い野崎3丁目に「龍間山不動尊之瀧」と書かれた道標を見かけました。
車のなかった頃、龍間に行くにはここを通るか、古堤街道(中垣内越え)を通るかしかなかったとか。
※ 歩きコースは、この道標から龍間不動尊でなくて以前紹介させて頂いた野崎不動尊に立ち寄りそこから山を越えて参りました。
以前は水汲み場だけで紹介しておりましたが、そのポイントに実は龍間不動尊の遥拝所(ようはいじょ)があったと思い出したからなんです。
(そう!この下写真がそうです。)
そして、黙々と龍間不動尊に向かいました。目的到着地点ちょっと手前100メートルに道標がありました。
左の道しるべ「右 たハら たかやま きづ いが いせ道 左 経寺山龍光寺道」 右の道しるべ「左 天・・・」とかいてるらしい。
そして、「龍間水掛不動尊」を見かけました。「水掛地蔵」とかなら気軽に水掛けられるんですが…なんかメッチャ睨まれてるようで水掛けるの気が引けます(笑)。
石段左手に不動の滝があり、見上げると十三重塔があります。取水舎の右にも十三重塔があります。
滝の下に、 「赤龍王」「白龍王」「黒龍王」「黄龍王」「青龍王」の石碑がぐるりと集合。
その合間に不動明王やら役行者(えんのぎょうじゃ)などの像が数体並び立っておりました。
取水舎の所にも不動明王の像が立っています。
不動明王の像周辺にも、石像物などたくさん立ち並んでいます。大まかに、大聖不動王尊・役行者尊(えんのぎょうじゃそん)・八大竜王尊。
役行者像
役行者(えんのぎょうじゃ)は、奈良時代の修験者役小角(えんのおずぬ)のことで、葛城山で修行し神通力を持つという伝説があり、修験道の祖とされている。
飛翔に似た像は、永禄10年(1567)3月7日の銘があり、北河内最古だそうな。(大東市歴史散歩コース1より抜粋)
石造りの護摩壇があります。正直この名前を知るまで焼香台の一種かと…怒られますね(笑)。
天井には煙のすすが!護摩行があるようですよ。
プロ野球選手などが火の付近で汗だくになって必勝の祈祷をする様子をテレビで見ますよね。
祈願成就とかで火を焚いて唱え煩悩を焼払うものです。
毎年9月6日昼ごろに行われてるとか…。
色々石造りの像や石碑などがあるのだが…ふむ、この片隅にある石造りの顔からは石造りの歴史的要素しか感じられないのは、僕だけでしょうか?
岩の隙間にも、ちっこい石像がひょっこり居てはります。
階段を上った右側に石造りの鳥居があり、色々な名前の神さん・不動明王の名が石碑に記載されておりました。
ローカル的に由縁ある神さんの名前ですかね。右端の苔苔(こけこけ)権現明神なんかは、きっと権現の滝と繋がりあるんだろうなぁ~って勝手に推測イメージが湧くんですが…。
この味わい深い龍間不動尊の位置はこちらです。
(亮)