【大東】灰塚の細道を迷い歩けば⑤〜ちょっとした小屋と思い見過ごしてしまいそうになる地蔵さん(地輪の傘)。
大東市灰塚3丁目7−16に地蔵さん(地輪の傘)が所在しております。
道中見渡しても説明立て札などないので、見過ごしてしまいそうになりました。
灰塚の細道を歩けばこういった感じに歴史物が突如現れたりします。
◎素盞鳴神社の掲示板より
と、記されている。◎五輪塔の地輪(別名:はらきり石)
鎌倉時代の製作にかかるものとして、灰塚の集落の南東現在の灰塚公園南側の田圃の中(今は萩家外科の向かい南の駐車場西側に移転、安置されている。)に大きい五輪塔の地輪(基本部)「別名:はらきり石」が一つ残っている。その形状や薬研彫の梵字からして、この付近に古くから堂宇があったことを示している。ゆえに堂宇の傍らに五輪塔を、建てたとも考えられている。なお、この地輪の傘に当たる石は、素盞鳴神社の西側地蔵さんの前に安置されている。
あと、灰塚の歴史紹介の書によると、
しかし、この基台部及び傘の石には四方に梵字が彫られているため、五輪塔ではなく堂宇の天水受けではないかとの説もある。
鎌倉(1299年)永仁6年ハラキリ石。灰塚公園南側に五輪塔の地輪があるのは、この場所に「サンショウ寺」なる寺院が建立されたという、地元伝説がある。その堂田に梵字の五輪塔が建てられた。この水田のわきに触れると、お腹が痛くなると恐れられていた。